四月五日

19:07 タリーズ横浜駅前店

今日も昨日と同じような思考回路でいつの間にやらどこぞの喫茶店に辿り着いていた。とにかく肩と首の痛みがなんとかならないことには、仕事探しもへったくれもない、ということを言い訳に、ユーチューブでひたすら音楽に耽っている。

聴くのはいつも似た曲ばかりだ。いろいろな曲を聴きたい、という好奇心はそれなりにあるけれど、同じ曲を聴き続けたい、という気持ちもそれ以上に強くある。きっと安心感を求めているのだろう。お馴染みの曲を聴いていれば、どこに行ってもそこがお馴染みの場所になる。ただそうやって、どこへ行っても勝手に馴染んで気を抜いてしまうから、ついついおれは公共の場所でも礼儀やマナーをおろそかにしがちなのだろうな。道端で鼻くそをほじるのは、自分でも悪い癖だと思っている。

それはともかく、三、四日前に引いた風邪がなかなか治らない。連日、喉のヒリついた痛みで目が覚める。起き抜けに鼻をすすると、緑色の痰が口から飛び出す。それがいつも自分の身体から出てきたとは思えないほど綺麗な緑色をしているので、毎朝、不思議な気持ちになるのだった(まるで絵の具で人工的に着色したような鮮やかなパステルグリーン。私の身体のどこにそんな色があったのだろう)。そういえば、子供の頃によく「鼻水が緑になったら、もう治りかけだよ」みたいなことを聞かされたけれど、ネットで調べたところによると、それもどうやら誤情報らしいね。緑色の痰は、細菌と戦って死んだ免疫細胞、とかって話で、詳しくは知らないけれど、ともかくまだ身体は風邪と戦っている最中だということらしかった。

そんなことより、今回の風邪で一番やっかいなのは、肩と首だ。とにかく肩から首にかけての凝りがすさまじい。二、三日前の肩は針金でも通したみたいにガチガチだった。あれは一体なんだったのだろう。いや、だいたいの検討は付いている。その日の前日、いろんな事情があって吹きっ晒しの場所でひたすら風に打たれる数時間を過ごしたことがあったのだが、あまりの寒さにずっと身体が強張っていたのだった。寒いと肩が自然に上がる。その日は寒すぎてずっと上がり続けていた。おそらく、それでおかしくなったのだろう。

いまだに痛い。なんとかならないか。身体も少しだるいので、ともかく帰って早く寝よう。