9月27日(火)

昨夜遅く友人から連絡があり、今日早朝、新潟駅で集合することになった。彼はいま携帯電話が通じないそうなので、予定時刻ぴったりで集合してほしいと頼まれたのだが、駅のホームで電車を待つ間、なぜかうっかり2本も電車を乗り過ごし、このままだと30分遅れで集合場所に到着することになる、という状況でブログを更新しているおれです。おはようございます。スマホが使えればソッコーで謝罪の連絡を入れているところだが、今はその選択肢がない。私としては申し訳なさで危機的な状況なのだが、することがなくてブログを開いてしまった。というか、昨日のブログを一生懸命加筆・修正している間に電車が過ぎていったのだった。寝不足ということもあろう。厳密には寝ていない。昨日のブログを一生懸命加筆・修正している間に夜が明けてしまったのだ。寝ようと思っているときほど寝れないものだ。睡眠不足で頭がクラクラして気分が悪く、おそらく今日は一日中クラクラし続けるだろう。そう思うともっと気分が悪い。こういう、心と体がちぐはぐになってしまうようなときはたまにある。自分で自分が不思議になる。

友人と会うまで(待っていてくれたらの話だが)約30分ほどやるせない時間が続くことになるので、その隙に、今日みたいなことをしでかしてしまった過去の思い出話でも書こうと思う。私はおそらく過剰なまでに他人に気を遣ってしまうことがあるぶん、ちゃんと気をつかうべき場面でまったくそうすることができないときがよくある。センター試験は近づけば近づくほど過去問をやろうとは思えなくなっていったし、試験の当日は「このまま寝なかったらやばいなー」と思いながら、結局一睡もせずに会場へ向かった。初恋の先生には離任式の日になってもラブレターを渡せなかったし、成人式の日に顔を合わせた「ずっと気になってはいたけど話しかけられなかった」小学校からの顔見知りとも、ちゃんと言葉を交わせなかった。そういえば、ある日道を歩いていたら、私がカバンを振り回していたせいで前から走ってくる自転車に乗った男性を転ばせてしまったことがあったんだけど、手や足を怪我しているその人に慌てて駆け寄って謝罪と反省の言葉をかけている自分になぜかなんとも言えないウソくささを感じてしまって、意味わからないんだけどなぜか、心の底から謝罪することができないということもあった。ていうかそんなのいいからやばいうんこしたい。ブログなんて書いている場合じゃない。しかも電車遅れるってアナウンス入ったけどやばい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うんこをしている数分の間に、なんやかんやでほとんどの心配がなくなった。まず、無事に用を足すことができた。それから友人も遅刻するという連絡が、おそらく友人宅にあるパソコンを通じてかかってきた。すかさず私も遅れる旨を伝え、相手もそのことを分かってもらう運びとなった。はーあ、よかった。あとはこの眠気だけど、これはまーなんとかなるだろう。今のところはなんとかなりそうだ。

話を戻す。自分で自分のことを分析するなんて「分かってるなら治せよ」と言われそうでたしかに自分でもバカみたいだけど、どういうわけか、私は今日みたいな失敗をここぞという場面でしてしまうことがよくあり、そのことの意味を自分なりに考えてきた歴史があった。これにはもう少し説明が必要なので、友人と合うまでの間に書き切れるかわからないけど、とりあえずこのまま書き続けてみよう。

と思ったら、電車はもう新潟に着くそうだ。え、もう?ぜんぜん遅くなってないじゃん。まあ、約束の時間は過ぎているけど、でも思ってたほど遅れてないじゃん。いやいや。もー。寝不足でいろいろとよくわかんなくなってるなー。なんだこれ。あー眠い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

集合場所に着いたのだが、待ち合わせにはまだ時間があるので、このまま続きを書いてみよう。突然だが、私はふだん過去に感じた感情をまるでフラッシュバックするかのように思い出すことがよくある。「あのとき本当はこうしたいと思っていたけどできなかった」とか「いま本当はこうしたいと思っているけどあのときみたいに諦めるんだろうな」とか。思い出すのはたいていあと一歩の勇気が出せなかったときの後悔が多いけれど、それは学生時代の頃もあれば、ここ数年での出来事、保育園に通っている頃のことまである。祖母が勝手に地域のバスケットボールクラブからの勧誘を断ってしまったことだとか、高校のころアメリカ留学の説明会に出たけれど、なんとなく諦めてしまったことだとか。今まで乗り越えられなかったあと一歩の勇気を、今になってもう一度克服しようとしているみたいに、できなかったことを思い出しては後悔することが多い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつものようにグチグチ書いている自分がイヤになってきた。それから私は、無事に友人と合流し、日が暮れるまで彼の家の庭掃除の手伝いをしていた。久しぶりの肉体労働はキツかったけどたのしかった。夕飯に食べた中華丼がうまかった。どうでもいいことばかり考えている自分がばかばかしくなるほど、シンプルに一日が過ぎていく。

それから彼の家に泊めてもらい、倒れこむようにして熟睡。そして朝4時ごろ、コンタクトを付けながら寝てしまったことに気付いて、起きた。いまは4時40分。疲れたから寝る、なんて当たり前のことをずいぶん久しぶりにしたような気がする。 こうやってなんでもかんでも書いているけれど、書くことがない日の方が良い日になっているような気がする。

《つづく》