1月9日(土)

年末年始は父の住む家で過ごした。理由は、お節が食べられて、帰省してきた家族と一緒に過ごせて、ネット環境があるのでリモートで仕事ができるからだ。しかし、父の家はあくまでも父のテリトリーなので、長居すると、あまり気分良く日々を過ごせなくなってくる。かつてのように、父との折り合いが悪いとかってことではない。単純に、どんな人であっても、ほどよい距離感が保てないと居心地は悪くなってくる。というわけで、昨夜、祖父の家に戻ってきた。また、一人で過ごす日々が始まる。

 

ところで、最近私はnoteで文章を書きにくくなっている。その理由の一つは、アプリ内に「おすすめユーザー」として知り合いの名前が挙がりすぎる、ということがある。知っている人たちの顔がチラつくと、文章を書く気が失せる。文章を書く喜びは、文章を書くことによって普段の自分とは違う自分を引き出されることにあるのに、普段の自分を知っている人の存在を意識してしまうと、それが上手くいかない。

 

私は、べつに、知り合いに向けて現状報告したいわけではないのだ。むしろ、知人にはあまり知られたくないようなことも含めて自由に文章を書いていきたいのに、そうする気分が削がれる。といっても、そもそもnoteは文章を書くことに特化したものではなく、どちらかと言えばSNSに近い媒体だから、仕方がないのだろうけれど。

 

しかし、はてなブログはてなブログで無料ユーザーだと広告が付くから、ちょっといやだなあ。どうしよう。

 

思ったことをそのまま書いて、放って置ける場所があればいいなあ、と思ってネット上に日記を書いている。誰かに読まれる可能性がないと、緊張感がなくて文章にならない。緊張感っていうのは、豆腐におけるニガリのようなものだ。だからどうしても他人に見られる可能性のある場所に置く必要はあるのだけど。

 

でも実名でやる必要はべつにないわけだから、その辺はどうしようかとよく考える。しかし自分の名前なのに自分で好きなように使えないなんて、それこそ不自由というものだ。それに、他人の視線を気にして実名を避けるのは、他人に自分の名前を乗っ取られているような気がしてなんか嫌だ。というわけで、なんだかんだで実名主義でやっているわけなんだけれど。

 

いろいろ考える。